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ミステリーを読む面白さって

弟に推理もんってどこが面白いの?と訊かれた。別に悪意なく、彼は本を読まないのでどう楽しむモンなのか知りたい、という意味で訊いたらしい。

・・・・どこだろう。
その質問を受けてちょっと考えてみたんだけど。例えば綾辻行人とか島田荘司とかみたいな、材料を提示して「さあ解いてみろ」っていうようなタイプのものならパズル的な楽しみ方になるだろうけどそうでないものも多い。
思うに断片的な絵の一部をいくつか見せて、最後に明らかになる一枚絵の全貌を予測していく過程が楽しいんじゃないかと。
作品のレベルが上がるほどその断片の材料が多くて、後から見ればこんなに材料があるのに全貌がわからなかった っていうのが名作なんじゃないかと思う。そんでその最後のほうのピースがめっちゃ複雑な絵柄ばっかりだと「そんなもんわかるかーッ」てなるけどその最後のピースが簡単な絵だと読者も「やられたー」って感じになるモンなんじゃないかな。

 ほぼ毎回最後の最後まで全貌がさっぱりわからんのが楽しい京極夏彦のシリーズを俺は好んで読んでるが、これはおすすめだ。ちょっと反則気味の設定も登場するがそこはご愛嬌である。いま邪魅の雫読み中。どれも1000ページ近い分厚さだが一冊につき最低三回は思わず読み返してしまう。っていうのは、俺けっこう本は素直に読んでしまうタチなので、作者の意図通りの反応をするいい読者なんで、全貌が見えた後にもっかい部分からトレースしてしまうのである。

俺のおすすめ
京極夏彦 鉄鼠の檻 絡新婦の理 
島田荘司 占星術殺人事件
山口雅也 生ける屍の死
北村薫 空飛ぶ馬
江戸川乱歩 人間椅子(ショート)
高橋克彦 倫敦暗殺塔
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by hiengeri | 2007-02-26 15:41 |  

歌詞で追っかける聖飢魔Ⅱ

聖飢魔Ⅱのもともとのリーダーは地獄の皇太子ダミアン浜田殿下であるが、デビュー目前で魔界へ帰ってしまった。デビュー後しばらくの楽曲は殿下の作であるから言い方は悪いがコンセプトを含め、完全なる作り逃げである。つまりあの悪魔設定及び楽曲の方向性はダミアン殿下がいなくてはなしえなかったものなのである。あのメンバーだけで最初から作っていたならどういうバンドが作られていたのかちょっと想像しがたいものである。
 とはいえ当時音楽番組にロックバンドが出ること自体が稀、お茶の間にメタルを運んできた功労者は他ならぬ聖飢魔Ⅱなので、あのキャラがなければ世に大きく出てくることはなかった可能性も高く、紅白に出ることもなければ後の素晴らしい楽曲群も幻に終わったかもしれないのである。

第一大教典「悪魔が来たりてヘヴィメタる」
地獄の皇太子、悪魔組曲666番など、いかにも悪魔悪魔した楽曲で構成

第二大教典「THE END OF THE CENTURY」
舞台が魔界から人間界に移ってきた感じ。人間界で悪事を働いとるイメージじゃな。

第三大教典「地獄より愛をこめて」
エルドラドなど毛色の違う曲もあるものの基本的には流れを踏襲。第二経典もそうだが、反キリスト教的な悪魔のイメージ。

第四大教典「BIG TIME CHANGES」
ジェイル大橋が抜けて気付いてみればメンバーの中にヘヴィメタラーがいないことに気付いちゃった大教典。方向性が多少迷走気味。歌詞はやや抽象的。

第五大教典「THE OUTER MISSION」
開き直って悪魔色を超薄くした大教典。結果的に序盤屈指の名盤となる。宇宙や地球を舞台に歌詞がスケールアップ。ほかのどこのバンドにマネができるんだッ!というまるまる空耳アワーの不思議な第三惑星も収録。普通に一般人に大プッシュできる一枚。

第七大教典「有害」
エロ教典。悪魔のささやき、みたいな。曲はメタルファンのために少しハードに戻るものの名曲と駄曲のギャップが激しい教典。

第十大教典「恐怖のレストラン」
初期の信者にもっかい戻ってもらおう的なコンセプトで出した聖飢魔Ⅱ屈指のヘヴィアルバム。ダミアンの作る悪魔世界は飛躍しすぎててリアルな怖さって全然無いんだけども、他の構成員が真面目に怖い曲つくっちゃったらシャレになりませんでした・・っていうような女の子に貸せない一枚。ホラー教典。

第十一大教典「PONK!!」
最高級に迷走した一枚。ラブソングをちょっと捻くれて歌ってみました。って感じ。支持者が最も少ないんじゃないかと思われる教典である。

第十二大教典「メフィストフェレスの肖像」
原点回帰の一枚。古い信者には最高の一枚。なぜか一般信者の間では評価が低い。歌詞はダミアンが書いてるものもあるので初期カラーが強いものの、悪魔っていうより「すげえかっこいいアニメソング」みたいなノリに感じる。

第十三大教典「NEWS」
前作に感涙していた一部の信者をガッカリさせた一枚。ただ聖飢魔Ⅱ本体及び多くの信者からはわりと指示されている一枚である。悪魔色を払拭してPOP路線に移行している。歌詞は得意でないのに一般受けしそうな方向を模索している気配。

第十四大教典「MOVE」
前作を踏襲。ハードなナンバーが姿を消してさらに普通の音楽に近くなっている。ただ演奏技術とかは当然レベルが違うけど。歌詞は残念ながら世代がバレる言い回しが多く、かっこいいの書こうという意気込みは感じるのだが、ハイまた死語登場。みたいになっている。密かにいい曲が多いのでもったいない。

第十七大教典「LIVING LEGEND]
最終オリジナル大教典。歌詞的にしびれるほどカッコイイ曲と泣きそうにカッコワルイ曲が同居している。メフィストとMOVEの中間的な感じを受ける。俺は楽器やらないからわからないが楽器やる知人は解散直前にこのクオリティかッていうほどレベル高いって絶賛してた。

途中教典が抜けてるのはワースト盤だったりミサ盤だったりするため。現段階で第二十三大教典まで存在する。

初めて聞くなら第五のアウターミッションがやはりおすすめだろう。ハードロックを求めるならメフィストフェレスも良い。最終のリヴィングレジェンドを聞いてもよい。
総合的には1999ブラックリストが最高のワースト盤教典だと思っているのでそいつでも可。
 なんかあのクオリティの楽曲が終了っていうのはとてももったいない。解散後の個悪魔活動のアルバムも聞いたりするけど正直全然物足りない。この物足りない曲のメンバーが集まったら聖飢魔Ⅱになるのかと思ったら信じられない感すらある。ダミアン殿下の作った悪魔カラーはある種の超え難い壁をつくるので同じメンバーで悪魔じゃない聖飢魔Ⅱも実はきいてみたかったりする。制約のない聖飢魔Ⅱみたいなの。
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by hiengeri | 2007-02-19 17:28 | 音楽  

最近の音楽

の文句を言い出したら年だよね~
と 思わないでもないのだが・・・最近「自分ストーリー」を語ってるだけの歌多すぎねえ? そんな話どーでもいいよと思ってしまう今日この頃。 そして歌唱力ないからなのかなんなのか棒読み系ばっかりだしよう。ヒップホップだかなんだか知らんが所詮ダジャレソングじゃんって思ってしまう。曲の中に韻を踏むのは古来から行われてきた日本人の言葉遊びなんだから否定すべきものでないんだけど、口語でやることに抵抗があるのかいな、俺は。

関係ないけど気軽に歌詞で100万回の とか言うなよ・・・
100万回愛してるって言おうと思ったらあれだぞ。一日10回唱えて280年かかる量だぞ。20歳から80歳まで60年間毎日47回キスしないと100万回行かないんだぞ。
ぶつぶつ

と 毎日有線聞いて不快な気分になっている俺
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by hiengeri | 2007-02-17 17:19 | 音楽