人気ブログランキング | 話題のタグを見る

古酒のすすめ

古酒のすすめ_b0087736_22274350.jpg

日本酒のタイプは幅広い。ビールやワイン以上のバリエーションを持っている。常温熟成の古酒もそのひとつ。色合いは琥珀色で風味は紹興酒に近い。古酒をメインに扱ってる蔵っていうのはあんまり多くなく、達磨正宗や朝日川、木戸泉あたりしか俺は知らない。
この味わいが苦手な人はほんと苦手なんだけどもこれはこれで旨いのよ。紹興酒ほど重くなく中華料理とか濃い味付けの料理に良く合う。ブルーチーズとかと合わせるのもアリだ。写真のは朝日川のおそらく10年くらいの古酒。
ちなみに俺が一番好きな古酒はちょっと邪道っぽいんだけど木戸泉のAFS(アフス)。これ確か問屋流通してないから普通に入手するのはちょっと難しいかもしれないが見つけたら飲んでみて欲しい一品。一段仕込の20年くらい熟成だ。普通の日本酒の仕込み回数は3回、手をかけるほどに四段とか五段とか、多いのは十段仕込みなんてのも知ってるけど回数が少ないのは珍しいと思う。AFSの原酒はコレといって旨くもなかったが1985年ヴィンテージのを数本美味しく飲んだ。味わいは意外なことに甘口、マディラとかシェリーのクリームを飲んでるような感じだった。これをワイングラスで飲んだ日にはだれも日本酒だとは思わないであろう。楽しい。日本酒。

by hiengeri | 2006-12-15 23:19 |  

<< 七福神 躰道の技数 >>